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五ッ又の歩み 安定期 |
一.自治会館の建設 |
昭和四十四年に増改築した既設の集会所が狭隘と老朽化のために、六十一年五月に自治会館建設準備委員会を設置し、建設計画(敷地・資金・建設規模・工期)等を検討した。六十二年二月十五日の臨時総会において五ッ又自治会館の建設計画が承認され、設計・工事着工・資金借入が行われて、翌六十三年一月に自治会館が完成し落成式を実施した。
建設資金は二千万円で、市からの補助金五百万円と借入金千五百万円(武蔵野銀行 新河岸支店)。借入金の返済計画は会員八百人が毎月三百円を五年間拠出の予定であったが、寄付金もあり平成三年四月に四年間で完済した。同年五月一日自治会創立三十周年と併せて自治会館建設借入金の完済記念祝賀会が開催された。
自治会館のエアコン設置にあたり、五ッ又テレビ共同受信組合の残金を購入設置費用に充当した。
また、自治会館建替えに伴い、自治会の一新を企図して昭和六十一年(1985年)シンボルマークを会員から募集して制定した。自治会幹部役員の厳正なる審査により、野田 貢氏(2−1区)の作品が選ばれた。
現在、自治会旗を始めとし、スポーツ・文化の催し等に、幅広く利用されている。
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二.自治会の活動 |
自治会の恒例御行事のマンネリ化や不参加について、会員の意見を得るためアンケート調査を実施した結果、五ッ又祭り及び体育祭は実施希望者が多く継続し、自治会内のソフトボール大会は不人気だったので廃止となり、グランドゴルフ大会を平成五年から春に実施することになった。
川越市や川越市自治連合会等の指導により非常災害に備えて、自主防災組織を作ることとなった。平成四年四月の定期総会において五ッ又自主防災会規約の承認を得て、五ッ又自主防災会を設置した。自治会の理事以上の役員が兼担する形だけの自主防災会だが、住民の隣保共同の精神に基づく自主的な防災活動を行うことにより、地震その他の災害による被害の防止及び軽減を図ることを目的として、情報・避難誘導・給食・給水・消化・救出救助の各班に分担して活動する定めとなっている。
五ッ又第五自動遊園地内に地主さんの了解を得て、平成六年に各会員から千円の拠出を願い百万円で物置を新築、平成九年にはトイレを百七十万円(市からの補助金三十五万円)で設置した。
川越市から委嘱された母子愛育班は、平成元年に廃止された。部員が市から委嘱の環境衛生部は、自治会内の部を廃止し平成五年から環境衛生委員会のみで活動している。自治会の補助機関的な婦人部は、社会情勢の変化により平成六年に廃止した。
最近における自治会各部の活動状況について
総務部
定期総会の開催(毎年四月)
会員名簿の発行(二年に一回)
五ッ又まつりの開催・運営(毎年夏)
各種回覧物の配布等(随時)
理事会の開催・運営(原則毎月一回)
日赤・社共・共同・みどり・歳末募金等の集金・集計
市の交通災害保険の加入とりまとめ
五ッ又育成会主催行事に参加
防犯防災部
防犯灯の管理(電球・器具の交換等・随時)
夏期・歳末の防犯防火パトロール(毎年)
消火器の管理(消化剤の詰め替え・交換等)
防災訓練等(消化・起震車体験等、消防署と共催)
厚生部
敬老の日にちなむ祝い品の配布(七十歳以上の高齢者名簿作成把握)
高齢者との懇親会
文化祭の開催・囲碁将棋大会の実施等
健康相談(保健婦・保険推進委員との共催)
体育部
グランドゴルフ大会の開催(毎年春)
五ッ又体育祭の開催・運営(毎年秋)
交通安全部
五ッ又まつりの交通整理(毎年)
交通安全の推進
注意看板・ミラー等の補修(随時)
交通安全教室の開催(川越警察署と共催)
なお、大きな行事には、各部の理事・副理事が共助共援している。
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